2011年11月07日

色のイメージ・お国柄2

国旗のイメージについてお話しましたが、
国による色に対するイメージの違い、まだまだたくさんあります。

たとえば、
今日は気持ちのいい秋晴れ!
欧米の子供たちが絵を描く時、太陽の色を黄色く塗ります。
"The sun is yellow." なのです。

yellow sun


でも
日本の子供たちが描くのは、たいてい赤いお日様・・・。
なぜ・・?
これって、日の丸の影響・・?
Land of the rising sun...?

 red sun

不思議ですね。。。

国旗の中で、キリスト教圏では黄色が特別な意味をもつ場合があるとお話ししましたが(←2011.10.29ブログ)
概して、欧米ではファッションでもなんでも
色に対する意識、意味づけが日本よりはっきりとしているようです。
特に、ニューヨークなど、移民が集まっている地域では
色に対するこだわりファッションでアイデンティティを主張したりも。

たとえば、
鮮やかなグリーンのスーツを着た年配の女性に
「ステキな色のスーツですね!」などと声をかけると
「そうでしょう?私はアイルランド人だから、グリーンは私の色なのよ!」
などという答えが返ってきたり。

赤と白のセーターを着た大柄な女性が
「私はカナダ人だから赤と白のコーディネートが大好きなの!」など
国旗に使われている原色を取り入れたファッションで自分の国への誇りを表したり。

アフリカ系の人が黒、赤、緑、黄色のラスタカラーを

Tシャツやキャップなどの普段着におしゃれに取り入れているのもかっこよくキマッてますよね。


アメリカに6月末~7月に行くと、街中が星条旗カラーだらけ!!
各家、街をあげて7月4日の独立記念日をお祝いするデコレーションにあふれています。
デパートでは、星条旗のモチーフを取り入れた洋服やアクセサリーやバッグなど販売していて、
「どんだけ、自分の国のこと好きやねん!?!」と関西人なら思わずツッコみたくなるくらいの愛国心。

その他、選挙の時などさまざまなイベント時にも星条旗満載のアメリカ。

pledge

幼稚園の時から学校で毎朝、星条旗に向かって皆で誓いの言葉を述べることによって身に付いた
愛国心の現れでしょうか。
移民の国アメリカでは、星条旗をもとにひとつに束ねられてきたのでしょうね。
そういえば、アメリカは国歌も、♪星条旗よ、永遠なれ・・



かたや、日本で
「私は祖国を愛していますから」
「日本大好き!」
と言って普段着に赤い日の丸のドレスやセーターを着た人、
私のまわりでは見たことがありません。
(そういえば、オリンピックの中継TV映像には名物おじさん、登場しますね!)

今年は例外的に、東日本大震災の影響で、
「がんばれ、日本!」のシンボルとして日の丸のモチーフをよく見かけますが、
kokki10_M
日の丸Tシャツなどは、どちらかと言うと
浅草の仲見世など、外国人向けのお土産物屋さんにしか存在しない観光グッズ、というイメージかも。

「紅白」はおめでたい色ではあっても、
だからといってそれは日の丸が紅白だから、ということではなく、
ハレの色として、紅白幕や紅白まんじゅうなどに使われている訳で、
国旗とのつながりはないようです。

紅白といえば、
自宅外壁を紅白ツートンカラーに塗っちゃった某漫画家さんもいましたが、
彼が日の丸を意識してデザインしたとは思えませんね。
柄も、日の丸でも水玉でもなくて、ストライプでしたし。

彼も、事前にカラーシミュレーションしたのかしら・・?

一時期、物議をかもしだしていましたが、その後、どうなったのでしょうね・・?物見遊山、一度実物を見に行ってみたい気もします。

「グワシ!」



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