2011.10.29
小さいころ、レストランで食べたお子様ランチには必ず
チキンライスの山のてっぺんにつまようじでできた国旗が1本。
何の国旗が来るか楽しみにしていたものです。
でも、最近は国旗を目にするのは
テレビのスポーツ中継の中ぐらいでしょうか。
あらためて国旗一覧をゆっくりと見ていると
いろいろとおもしろい発見があります。
まず、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、NIS諸国、そしてオセアニア、と
地域によっての色の傾向。
アジアは(皇帝・黄河のシンボルカラーの黄色との相乗使いなどのせいか)赤が主張している配色が多く、
ヨーロッパ、アメリカは、トリコロールカラー(赤・白・青)使いがベースになっている感じ、
同じ赤が入っていてもアジア系とは違って温度が低いイメージ。
アフリカは、圧倒的に特にイスラム教のグリーンと
ラスタカラーと呼ばれる黒、赤、緑、黄色系の色をベースにしたデザインが多様されていますね。
逆にヨーロッパなどキリスト教圏の国では、ほとんど黄色は見当たりません。
なぜなら、
古くからキリスト教の世界では黄色は、裏切者のユダのシンボルカラーだから。
キリスト教絵画や壁画でも、大勢の使徒の中でユダが黄色の衣装で描かれていてすぐにわかります。
忌み嫌われた黄色は、とてもマイナスイメージが強く、
中世では乞食・娼婦・道化師の服や犯罪者の目印の色だったとか。
国旗のシンボルカラーには使われなかった訳です。
(もちろん、例外として、王国時代の紋章をベースにしたスペインなど国旗などもありますが。)
国によってそれぞれの色のもつイメージ、ずいぶんと違うんですね!
国旗と言えば、
10月ももうすぐ終わり。
万国旗がはためく秋の運動会のシーズンもひと段落・・?
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2011年10月29日