週末を利用して、コロナ禍始まって以来初めての遠出で、千葉県佐倉市に行って来ました。
目的地はDIC川村記念美術館。
「DICカラーガイド」でおなじみのDIC=元大日本インキ化学工業株式会社=所有の美術館。
広大な敷地内にはメイン展示以外に 「400色の虹―顔料の世界」というギャラリー展示もあり、色の勉強もできました。
企画展は「Color Fields カラーフィールド 色の海を泳ぐ」
コレクションを、色別にまとめて展示してあり、
たとえば、blue | green の展示室には、青系、緑系がベースの絵画を集めて展示、
クロード・モネとマックス・エルンストとジャクソン・ポロックとロイ・リキテンスタインという、通常ではあり得ない作品が色つながりだけで同居していました。
国も時代も流派も違う絵画を「色」というコンセプトだけで切り取って並べていく大胆な展示にびっくり!(通常は、時系列や、場所・地域で分類して展示、というのが一般ですから。)
ガイドツアーでは、絵具を浸み込ませて描く「ステイニング」、絵具を垂らす「ドリッピング」、絵具をスプレーで吹き付ける技法、メタリック絵具を手袋をしてカンバスに塗りたくる技法…等さまざまな技法によって描かれた絵画が光と色の関係からどのように見えるか、現代的な視覚表現の多様性をわかりやすく解説してもらいました。
その他、レンブラントやフランク・ステラの展示室や、数々の彫刻作品も多々。
全館、「カラー」満載!
「色」の世界、幅が広い。
光と色の関係、奥が深い。
ミュージアムショップでは、定番のポストカードや展示会グッズだけでなく、
なんと、企画展にちなんだ「しきめん きしめん」という5色のきしめんも販売されていました。
赤:ベニコウジ色素
青:スピルリナ青色素
黄:かぼちゃパウダー
緑:スピルリナ
黒:植物炭末色色素
昔、素麺の中にほんのわずか、ピンクとかグリーンの着色麺が混ざっていて、小さい頃、それがすごくほしかったのを思い出しましたが、しきめんきしめんは、全部カラーバージョン。
むしろ、バジリコパスタ的なイメージ?
今回は広大な庭園までは回れませんでしたが、無料送迎バスの時間の都合で次回のお楽しみに。。。
今度は暑くない時期にゆっくり訪れたいです。
非日常空間に少し癒されてました一日でした。