2013年05月16日

色合わせは「カラーシャッフル」で!

5.16.

前回、ご紹介した
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
(←2013.5.15.ブログ 『たくさんの色彩を持つカラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】Ver.6、発売の年」)

最初に撮影した本の画像が、これ。
多崎つくる白
テーブルが白なので、白ベースの装丁の本が全く目立たず、NG。


そこで、バックに色画用紙を置いて・・
多崎つくる赤
でも、ちょっと過激なイメージ・・?
背景色が強過ぎて勝ってしまい、内容イメージとも違う・・
しかも、ピンクっぽい赤色が、浮いて見える表紙絵の赤いロウソクの朱赤とも赤いラインとも色調が違っていたので却下。

ならば、と、大好きなブルーで・・
多先つくる青
落ち着いてクールなイメージですが、
背景色の青の影響で真ん中の青い線の部分が沈んでへこんで傾斜した感じに見え、実際の絵と違って感じられたのでこちらも却下。

試しに、革のソファの上で・・
多崎つくる皮

これが一番自然に見えたので採用。


このように、ひとつの絵も背景の色によって、
すいぶんイメージが変わりますね。
背景の色にひっぱられたり、
背景の色によって浮き上がって見えて主張してきたり、
バックカラーとの干渉や影響で、
ひとつの絵の中でも異なるカラーエリアが影響を受けて、
見え方が変化してしまいますね。


カラーシミュレーションする際、同じ色を使用していても、
どの色とどの色を隣同士に配置するかによって、
それぞれの色の見え方がずいぶん違ってしまう場合があります。


好きな色、使用する色は決まった。
さて、それをどのように配置すると最も美しい配色デザインになるか・・・?

 あそことここの色を入れ替えるとどう見えるかしら・・?

 こっちにあの色を持ってきた方がいいかも・・?

 上の方がちょっと濃い系の色が多くて重いから、下を濃くしてもっと軽めにした方がいいんじゃない・・?

こんな時、カラーシミュレーションで簡単にエリアの色の入れ替えができるのが、【カラーエクスプレス】Ver.6 の新機能、配色デザイン『カラーシャッフル』。
カラーシャッフル
画像の中に使用されている色をシャッフルして、別のエリアに入れ替えた場合の画像を、一気に一覧表示。
実際にシミュレーションして比較検討することができて、とても便利!

一覧画面で、色の配置だけで、どれだけインテリアシミュレーションイメージが変わるか、すべてご覧いただけます。

いわゆる、数学的な「順列・組み合わせ」を、「これぞ、コンピュータ―・パワー!」で活用したツール!


これがあれば、素人にはアタマの中でイメージしにくい色合わせも簡単ですよ!

ぜひ、実際にお試しください!!
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COLORexpress LOGO

☆ブログでは【カラーエクスプレス】の機能についてご紹介しております。
【カラーエクスプレス】のシステム紹介は、 右コラムの「カラーエクスプレスとは?」というカテゴリーの過去ブログをご参照ください。古い方から読んでいただけると、カラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】の概要がおわかりいただけます。どうぞよろしくお願いいたします。
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2013年05月14日

 『たくさんの色彩を持つカラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】Ver.6、発売の年』

5.14.

昨年秋のi-Phone5の発売日、世界中のアップルストアでの泊りがけの大行列→カウントダウン→歓声!というまるで、海外の大晦日のような光景がニュースで紹介されていました。

飲食店でさえ「わざわざ並んでまでは・・」と思ってしまう方なので、
「Apple製品のファンってすごいなぁ・・・」
と新バージョンリリースのたびにその情熱(愛?)にいつも感心していたのですが、
今度は、なんと、
本の新刊発売に同じようなすごい行列~カウントダウン~発売風景のニュース。

そう、4月12日に発売された村上春樹の新作小説、

 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。

発売前にはタイトル以外、一切の情報を出さない戦略でファンの興味・関心を煽ったせいか、発売7日目には発行部数100万部を突破するヒットとなっているようです。

もはや、絶大な人気でひとつのトレンドの趣さえある村上春樹作品。
流行りものを追っかける感覚で私も過去に何冊か読んでいますが、
新刊発売のことも知らず、関心も特にありませんでした。

でもあの行列の発売風景にはビックリ。
「ハルキストは熱いんだなぁ・・」

長~い不思議なタイトルと美しいインパクトある装丁に心惹かれました。

多埼つくる本
色彩を持たない多崎つくる??
意味不明・・・。

しかも、表紙はカラフルなロウソクの絵。

きわめて、カラーエクスプレス的動機で?(笑)
興味をそそられてしまったのです。


先日、書店の「売れ筋ベストテン」棚のトップに見かけたので早速購入。

もともと読むのはかなり早い方なのですが、さすが、村上春樹。
内容はともかく、
いつもの読み流す感じの読み方ではなく、一語一語を大事に心の中で音読して丁寧に読みたくなる巧みな情景描写で一気に春樹ワールドへ。

内容や感想については個人のブログではないので差し控えますが、
表紙だけでなく、
中身も「色」だらけ。
(ネットで調べたら、表紙の絵はモーリス・ルイス の 「Pillar of Fire」という絵画とのこと。既に、発売されたばかりのこの小説についての内容豊かなWikipediaも立ち上がっているのにもビックリ!)

登場人物名も、赤松、青海、 白根、黒埜、灰田、緑川とカラフルこの上なしで
「色」が重要なファクター、モチーフになっていました。

週間売り上げ30万部突破、というすごい勢いで売れているようですから、
ハルキストはもちろん、日本中の読者の間に「カラー」蔓延、
「色」に対する意識が呼び覚まされたかも・・?



なんせ、【カラーエクスプレス】にとって、今年は、

 『たくさんの色彩を持つカラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】Ver.6、発売の年』。

そして、

 『たくさんの色彩を持つiPad版【i-カラーエクスプレス】、誕生の年』。


本にあやかって、
週間売り上げ30万セットは無理とは言え(笑)、
日本中に【カラーエクスプレス】&【i-カラーエクスプレス】の普及を祈りつつ・・・。

そして、
いつか、【カラーエクスプレス】のバージョンアップ版発売日には行列ができるよう、
素晴らしいシステム開発を目指しつつ・・・。


ps
「アンチ巨人」の人が大勢いるように、有名どころ、メジャー、トップなど、評判になると必ずそれに対して「アンチ・・」の人々が現れ、「アンチ春樹」の声も多々聴きます。
ま、今回は「カラー」つながり、ということでどうぞお許しを・・・。



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