前回、ご紹介した
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
(←2013.5.15.ブログ 『たくさんの色彩を持つカラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】Ver.6、発売の年」)
最初に撮影した本の画像が、これ。

テーブルが白なので、白ベースの装丁の本が全く目立たず、NG。
そこで、バックに色画用紙を置いて・・

でも、ちょっと過激なイメージ・・?
背景色が強過ぎて勝ってしまい、内容イメージとも違う・・
しかも、ピンクっぽい赤色が、浮いて見える表紙絵の赤いロウソクの朱赤とも赤いラインとも色調が違っていたので却下。
ならば、と、大好きなブルーで・・

落ち着いてクールなイメージですが、
背景色の青の影響で真ん中の青い線の部分が沈んでへこんで傾斜した感じに見え、実際の絵と違って感じられたのでこちらも却下。
試しに、革のソファの上で・・

これが一番自然に見えたので採用。
このように、ひとつの絵も背景の色によって、
すいぶんイメージが変わりますね。
背景の色にひっぱられたり、
背景の色によって浮き上がって見えて主張してきたり、
バックカラーとの干渉や影響で、
ひとつの絵の中でも異なるカラーエリアが影響を受けて、
見え方が変化してしまいますね。
カラーシミュレーションする際、同じ色を使用していても、
どの色とどの色を隣同士に配置するかによって、
それぞれの色の見え方がずいぶん違ってしまう場合があります。
好きな色、使用する色は決まった。
さて、それをどのように配置すると最も美しい配色デザインになるか・・・?
あそことここの色を入れ替えるとどう見えるかしら・・?
こっちにあの色を持ってきた方がいいかも・・?
上の方がちょっと濃い系の色が多くて重いから、下を濃くしてもっと軽めにした方がいいんじゃない・・?
こんな時、カラーシミュレーションで簡単にエリアの色の入れ替えができるのが、【カラーエクスプレス】Ver.6 の新機能、配色デザイン『カラーシャッフル』。

画像の中に使用されている色をシャッフルして、別のエリアに入れ替えた場合の画像を、一気に一覧表示。
実際にシミュレーションして比較検討することができて、とても便利!
一覧画面で、色の配置だけで、どれだけインテリアシミュレーションイメージが変わるか、すべてご覧いただけます。
いわゆる、数学的な「順列・組み合わせ」を、「これぞ、コンピュータ―・パワー!」で活用したツール!
これがあれば、素人にはアタマの中でイメージしにくい色合わせも簡単ですよ!
ぜひ、実際にお試しください!!

お問い合わせお待ちいたしております!

☆ブログでは【カラーエクスプレス】の機能についてご紹介しております。
【カラーエクスプレス】のシステム紹介は、 右コラムの「カラーエクスプレスとは?」というカテゴリーの過去ブログをご参照ください。古い方から読んでいただけると、カラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】の概要がおわかりいただけます。どうぞよろしくお願いいたします。