自然の色 スカイダイアリー
先日、六本木ミッドタウンにて開催されていた「カラーハンティング展」に行ってきました。
カラーハンティング=色狩り?
耳慣れない言葉ですが、「カラーハンティング」を始められたデザイナー藤原大氏によると、「目の前にあるものの色を見ながら、水彩絵の具を調色してカラーチップを作り、実際の色とそれを比較しながら対象物の色を獲得していく、というものだ。この方法を実践していくと、世界にはほぼ無限に色があふれていることに気づくことになる。」(藤原大「Color-Hunting 色からはじめるデザイン」より)
展示の中の「スカイダイアリー」という作品。
「2011年の東日本大震災の後、世界中につながる空の下で暮らしていることを実感して、朝の空の色を取りはじめた。出張先にも絵の具を持ち歩いて可能なかぎり作業を行い、365日分の空の色をインスタレーションして展示してみようと思った。」(同)
展示会場に作者の藤原ディレクターがいらして各作品について解説を聴けたのですが、ポスターにあるように、365日、同じ時間に同じ方角を向いて同じ高さにチップをかざして調色した結果のインスタレーションなのだそうです。
展示では、ポストイット大の着色されたチップがズラーッと順番に壁面のコードに並んでぶら下がっていました。
「空の色」と言っても、クレヨンの空色のような鮮やかなブルーは殆どなく、どれも薄~い薄~いブルーか、限りなくグレーに近い曇り色ばかり。
なかなか「青空」のイメージ色はありません。
そして、115色のカラーバリエーションをもつファインペーパー、NTラシャと照らし合わせたところ、365日の空の色がわずか24色で表現できてしまったという意外な結果に驚いた、と。
【カラーエクスプレス】のバージョン5ではユーザー様のリクエストにお応えして、シミュレーション画像の背景に青空を入れるツールを追加しました。
こちらは、「スカイダイアリー」と違って、調色で空の色を生み出すのではなく、写真で撮影した空の画像をそのままバックに張り付ける機能。
今日のようなさわやかな秋晴れの日に空を撮影して、その画像を活用できるといいですね!
過去の空にまつわるブログも読んでいただけるとうれしいです。
(←2011.9.14.ブログ「そらいろ」)
(←2011.10.13.ブログ 「あおい空・しろい雲・・・」)
(←2011.10.16.ブログ「ブルー・スカイ・マジック」
(←2012.6.1.ブログ 「青空をどうぞ!」)
(←2012.2.20.ブログ「ブルースカイ・マジック」)
ブログでは【カラーエクスプレス】の機能についてご紹介しております。
【カラーエクスプレス】のシステム紹介は、 右コラムの「カラーエクスプレスとは?」というカテゴリーの過去ブログをご参照ください。古い方から読んでいただけると、カラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】の概要がおわかりいただけます。
どうぞよろしくお願いいたします。
【カラーエクスプレス】:色・いろいろ
カラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】が、最新式の便利な営業ツールであること、そして、従来のソフトでは大変だったマスキングも、【カラーエクスプレス】ならずいぶんと工数削減できるようになったこと、ご紹介いしたました。
(←2013.8.10.ブログ 「【カラーエクスプレス】導入のメリットは?」)
(←2013.8.12.ブログ 「【カラーエクスプレス】のカラーシミュレーション:マスキングは?」)
なんと言っても、カラーシミュレーションソフトで、お客様が最も気になさるのは「色」関係。
【カラーエクスプレス】には
日塗工様の2013年G版色 632色
同 F版色 632色
同 E版色 656色
日本ペイント様のND色 28色
同 HANAカラー 149色
同 スレート屋根用 28色 の近似色のパレットを標準搭載しております。
塗装業者様、リフォーム業者様向けカラーシミュレーションシステムならでは、と非常にご好評いただいております。
また、自分でお好みに調色した色を登録することもできます。
お使いの塗料色のパレットを作成することもできますし、
施主様のご希望の色を集めたオリジナルのパレットなどを作成することもできます。
(←2011.11.8.ブログ「リクエスト調色機能」)
(←2011.11.10.ブログ「マイパレットって?」)
ただし、「色」の表現には正解がない、というのは永遠の課題、
しかも、正解がない課題!
パソコン画面やiPad画面で表現される塗料色はあくまでも近似色です。
以前、ブログにも書きましたが、
(←2011.9.17.「百パソコン百色・・」)
同じ色でもパソコンによって、ディスプレイ画面によって、
見え方は全く変わります。
いえ、同じ画面上でも、光の加減で変わって見えますし、
画面の上の方と下の方でも色の見え方は変わります。
(←2011.9.17.「続・百パソコン百色・・」)
プリントアウトに至っては、
紙の質によっても全く別物のように違う色に印刷されてしまうことも多々。
(もちろん、写真用の高級紙は美しく、通常オフィスで使用する安いコピー用紙だと「それなり」。)
しかも、プリンター自身に色味のクセがあるので、こちらも色に多少の誤差があっても当然なのです。
(←2012.12.21.ブログ 「色の整合性」)
でも、【カラーエクスプレス】には、
ディスプレイとプリンター、それぞれの色の調整機能がありますので、
ユーザー様にご納得いただけるようにご自身で色の調整可能です。
カラーチェック用に一覧印刷もできますし、
一気に複数色をまとめて微調整することもできますので、
プリンターの発色のクセに合わせての調整にも対応。
(←2012.1.11.ブログ「40色のカラーサンプル、一覧印刷できます”!」)
【カラーエクスプレス】は、ユーザー様のリクエストにお応えして、限りなく近い近似色をご提供できるよう、ユーザー様が色のカスタマイズを少しでも簡単にしていただけるようにバージョンアップしてきました。
でも、
先ほども書きましたが、
色には正解がありません。
実際のメーカー様の色見本と比較した場合も、人によって、どの色が最も正解に近いか、
その認識、審美眼?が各自異なること!
それぞれの人がそれぞれ違う「正解」を持っているので、社内でも常に意見が分かれるところです。
【カラーエクスプレス】はお客様に仕上がりイメージをご覧いただくカラーシミュレーションシステムです。全体のイメージをご相談の上、塗料色についての細かいお打合せは必ず、メーカー様の色見本や塗り板でご確認いただいてからご発注ください。
ブログでは【カラーエクスプレス】の機能についてご紹介しております。
【カラーエクスプレス】のシステム紹介は、 右コラムの「カラーエクスプレスとは?」というカテゴリーの過去ブログをご参照ください。古い方から読んでいただけると、カラーシミュレーションシステム【カラーエクスプレス】の概要がおわかりいただけます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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- Posted by at 15:00
- | カラーエクスプレスとは?/ カラー